社会福祉法人 鹿児島県社会福祉事業団 児童養護施設 仁風学園

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施設概要

児童養護施設とは

児童福祉法第41条により以下のように定められています。

児童養護施設とは「保護者のない児童(乳児を除く。ただし、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、乳児を含む。以下この条において同じ。)、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設とする。」と規定しています。

学校名の由来

外観

「仁風」とは、国民の仁風によって設立経営する寮である。
「仁は人なり、風はならわし、寮は家なり、人たるの風格を育成する寮とならさん」と沿革史に記載されている。「仁」とは、儒教の道徳思想を中心に据えた観念であり、いつくしみ、思いやり、博愛、慈愛、人物を意味する。「風」とは、慣わし、風習、流儀、態度を意味する。
仁風学園とは、家庭環境上恵まれない児童を、思いやりのある、ぬくもりに満ちた心のふれあいによって明るい家庭的な雰囲気の中で児童の育成を図り、道徳心を育み、健全な社会性を培う施設でありたいという意味である。

事業内容

仁風学園は、保護者のない児童、虐待されている児童、その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設です。
児童福祉法の基本理念を踏まえ、児童が将来健全な社会人となるように、基本的な生活習慣及び道徳心を養い、ぬくもりに満ちた心のふれあいや、明るい家庭的な雰囲気の中で児童の育成を図り、以下の基本方針のもと適切な児童の自立支援に努めます。

《基本方針》

  1. 常に児童の健康・安全に留意し、体位・体力の向上に努めます。
  2. 児童の人格を尊重し、個性の伸長に努めます。
  3. 学習の習慣を会得し、基礎学力の充実と向上を図ることにより將来の進路目標を樹立させます。
  4. 学校・地域社会との連携を図り、社会規範を尊重する態度を培います。
  5. 職員は常に児童のパートナーとして、資質向上に努めます。

仁風学園 沿革

天皇陛下御巡幸





昭和20年
12月
鹿児島市下伊敷町の旧海軍施設部跡(借地)に、恩賜財団戦災援護会鹿児島県支部が寮舎3棟を建設し、仁風寮(定員100人)としたのが始まりである。
当初は戦災孤児4人、引揚孤児10人と職員8人だった。
昭和23年
1月
児童福祉法施行により養護施設として認可
昭和24年
6月
天皇陛下御巡幸
昭和25年
3月
鹿児島市郡元町(現在の三和町)の旧海軍航空隊跡に寮舎を新築し移転する。 移転の際旧伊敷寮舎は幼児部として存続し、分離独立して若葉寮(現在の若葉学園=姶良市)となった。
昭和33年
4月
天皇・皇后両陛下御巡幸 天皇陛下から御下賜金拝受
昭和37年
7月
鹿児島県社会事業協会と鹿児島県援護会が合併し、社会福祉法人鹿児島県社会福祉事業団営として経営することとなる。
昭和46年
4月
郡元町(現三和町)の寮舎が手狭になり、老朽化も進んできたため、鹿児島郡吉田村(鹿児島市本名町)に寮舎を新築・移転し、「仁風学園」と改称する。
昭和47年
11月
皇太子殿下、同妃殿下行啓
昭和53年
3月
職員宿舎及び図書室兼学習室が完成
平成7年
5月
学園前の道路拡張工事のため、鹿児島県に敷地160.19㎡を売却
平成10年
3月
第一期大規模修繕工事終了
平成10年
6月
第二期大規模修繕工事終了
平成13年
3月
第一期調理室改修工事終了
平成13年
4月
第二期調理室改修工事終了
平成13年
8月
九州地区児童福祉施設球技大会で野球部が初優勝
平成14年
1月
県道拡張工事に伴い、児童遊園地の一部売却
令和2年
3月
鹿児島県福祉サービス第三者評価を受審する。
令和2年
4月
地域小規模児童養護施設 ホープ(定員6名)を鹿児島市川上町に開設する。
令和5年
3月
全面改築完了(外構・解体除く)
令和5年
4月
地域小規模児童養護施設スマイル(定員6名)を鹿児島市吉野町に開設する。
令和5年
7月
外構・解体工事完了

職員配置

R6.3.1 現在

職名 人数 備考
施設長 1  
事務員 2  
栄養士 1  
児童指導員 27  
調理員等 6  
家庭支援専門相談員 3  
個別対応職員 1  
基幹的職員 1  
心理療法担当職員 2  
里親支援専門相談員 1  
特別指導員 1  
職業指導員 1  
入所者処遇特別加算職員 1  
宿直専門員 2  
嘱託医 1  
産業医 1  
合計 52  

入所児童人員

児童養護施設 仁風学園

R6.3.1 現在

年齢 男児 女児 合計
2歳 0 0 0
年少児 1 2 3
小学生 9 3 12
中学生 5 4 9
高校生 3 1 4
その他 0 0 0
合計 18 10 28

地域小規模児童養護施設

R6.3.1 現在

年齢 男児 女児 合計
小学生 6 4 10
高校生 0 1 1
合計 6 5 11

入所、一時保護について

入所

保護者のいない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童が児童相談所から措置を受けて入所となります。

一時保護

主に虐待などで心身が危険な状態にある子どもや非行少年、保護者がいない子どもを対象とし、緊急に保護が必要だと判断された子ども達を児童相談所から委託され一時的に保護します。

お問合せ先

鹿児島県中央児童相談所 099-264-3003
鹿児島県大隅児童相談所 0997-53-6070
鹿児島県大島児童相談所 0994-43-7011

子育て短期支援事業

短期入所生活援助(ショートステイ)事業

保護者が病気や出産などにより一時的に家庭での子どもの養育が出来なくなった場合に、児童福祉施設で保護をする制度です。

対象者 18歳未満の児童
利用期間 原則として7日以内

夜間養護等(トワイライト)事業

保護者が仕事の都合等により、平日の夜間又は休日に不在となり、家庭での養育ができなくなったときに、児童福祉施設で保護する制度です。

対象者 概ね小学校低学年までの児童
利用期間 夜間養護事業 夕方(保育所、幼稚園、小学校終了後)~22時
休日預かり事業 朝~夕方(概ね18時)

お問合せ先

鹿児島市こども未来局 こども支援室 099-808-2665
姶良市子ども未来課 0995-66-3111

里親支援事業

児童養護施設に地域の里親及びファミリーホームを支援する拠点としての機能をもたせ、児童相談所の里親担当職員、里親委託等推進員、里親会等と連携して、所属施設の入所児童の里親委託の推進、退所児童のアフターケアとしての里親支援、所属施設からの退所児童以外を含めた地域支援としての里親支援を行い、里親委託の推進及び里親支援の充実を図っています。

お問合せ先

仁風学園 里親支援専門相談員 担当 原田